この記事は『エロい本棚アドベントカレンダー2022』の18日目です。

今日は本のエロいレーベルについて話します。人は、とくに本棚にエロさを見出している人は、当然ながら本についてもエロさを見出しています。そしてそのエロさは、ときにレーベル由来のものが含まれているのです。

以下では筆者がエロいと感じるレーベルを紹介します。

岩波文庫

エロい。背表紙の上部と下部、タイトル部分と分類色部分とのセパレートが特徴的。天アンカット(各ページの上部が数ミリずつズレていて揃っていない製本の仕方)なのも良い。

書店に行って文庫本コーナーを見たときに、岩波文庫が並んでいればまず目に入ってくる。それぐらい、背表紙が並んでいると特徴的。

人の家の本棚でも岩波文庫が刺さっていると最初に気になる。比較的特定しやすいからだろうか?

サイバネティックス 動物と機械における制御と通信

『月の満ち欠け』の存在はどう捉えれば良いのかいまだにわからない。

月の満ち欠け

岩波文庫の赤が並んでいると西洋文学に、緑が並んでると近代日本文学、黄色だと中世日本文学、青色だと哲学とか理系、白色だと政治系に興味があることが一目でわかってすごく便利。手軽にできるので、創作に読書好きキャラを出すときの参考にしてほしい。

ちくま学芸文庫

エロい。白地にゴールドっぽい色の上帯が特徴的。下に帯がついているとそれもアクセントになって清楚さが増す。先の岩波文庫は古典を収録することが多いレーベルだが、ちくま学芸文庫はより新しい時代の著作を取り扱うことがある(もちろん古典もある)。

たまにすごく分厚いのを出してくるのも好き。上下巻に分けない心意気や良し。

最近は昔の学参の名著を復刊させていて、めちゃくちゃ頑張っている印象が強い。

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