このテキストは、徒然 Advent Calendar 2023 の10日目にお邪魔しています。

徒然 Advent Calendar 2023 - Adventar

読書の2023年

2023年はとっても本を買った1年でした。いま試しに数えたら250冊ほど買っており、そのうちの60冊ほどが読まれています。190冊が積読中! やったね。

振り返り

大田俊寛『グノーシス主義の思想』

グノーシス主義の思想 〈父〉というフィクション 新装版

これはちゃんと読みました。もともと「グノーシス主義」自体に対する興味があって、しかしあまりにも壮大なものとしてロマンが付加された文脈で語られることが多いので、そういう色が薄めの内容としてとてもよかったです。同じく2023年に購入した、ヨナスの『グノーシスの宗教』を読もうかなという気にさせられました。

橋爪大三郎・大澤真幸『ふしぎなキリスト教』

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

2012年の新書大賞受賞作だけあって、読みやすい。キリスト教やユダヤ教に関してもすこし詳しくなったような気持ちになれる本。結局わからないことも多いのでそういう部分は筆者たちの感想にならざるをえないものの、自分で考えるヒントにもなるかなと思います。頼って信じ切るような読み方をするのはNG(この本に限らずですけど)。

井上文則『軍と兵士のローマ帝国』

軍と兵士のローマ帝国 (岩波新書 新赤版)

古代ローマ(とくに帝政末期は西ローマ)が、いかにして軍政改革を行ってきて、それがどういう弊害を引き起こし、ついに帝国を瓦解させるに至ったのか、という話。古代ローマ衰亡論は世の中にたくさんあって、どれにも「なるほどな〜」と思わされてしまいます。うーん、もうちょっとちゃんとした考えがもてるようになりたい。

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